LEDビジョンの導入につきましては、使用環境、視聴距離、予算等をヒアリングさせていただいた上で、最適なソリューションをご提案いたします。また、コンテンツを含む運営や使用方法に関してなど様々なご相談に対応させていただきます。知識と経験豊富なシーマスタッフが保守サポートも行い、長期の安定した運用が可能です。詳細はお気軽にお問い合わせください。
LEDチップの寿命が約10万時間に対し、液晶ディスプレイの寿命が3万時間程度と言われており、LEDディスプレイの方が高寿命と言えます。また、LEDチップは球切れもほとんどなく、ランニングコストを抑えることができます。
LEDディスプレイに使用されるLEDチップは、消費電力が白熱電球の約10分の1で、電気代を節約できます。
液晶ディスプレイで屋外用でも最大2,000-3,000cd/㎡ですが、LEDディスプレイの場合は最大約10,000cd/㎡を誇り、日中でも抜群の視認性を発揮します。
超大型や異型など特殊なビジョンを組め、多種多様な種類を備え、屋内外でも使用できる映像ビジョンはLEDディスプレイだけ。
LEDとは、Light Emitting Diodeの頭文字を取ったもので日本語では発光ダイオードと言います。
1990年代初頭に高輝度型の青色発光ダイオードが開発されてRGB3原色が揃い、フルカラーディスプレイ化が実現しました。1つのLEDチップの中に赤・緑・青の小さなLEDチップが組み込まれており、1ピクセルとなります。
1ピクセル毎に輝度、色を制御できるため、高色域、高コントラストが実現、液晶ディスプレイ以上にクリアな映像が表現が可能です。LEDチップからLEDチップまでの距離をピッチといい、LEDビジョンをどの距離から見るかによって最適なピッチを決めます。
LEDディスプレイを設置する場合には以下の要素を考慮し、最適なLEDディスプレイの性能を選択することにより良い表示が可能です。
1.文字の認識と解像度
LEDディスプレイに必要な認識解像度は、表示する物体形状によって認識可能か否かが決定されます。つまり、細かい模様などを表示する場合、高精細なディスプレイが必要となります。
例えば日本語の文字表示の場合、フォントにより必要な最低ピクセル数が変わります。
2. 視認距離とピクセルピッチ
LED ディスプレイを構成する際、想定される視認距離に応じた適切なピクセルピッチの選択が重要となります。
視認距離には以下の 2 つの検討要項があります。
① 最適視認距離:個別ピクセルを認識できなくなる距離
最適視認距離 (m) = ピクセルピッチ (mm) × 2.75
( 例:6mm ×2.75 = 16.5m)
② 最短視認距離 :表示される画像情報の大半を十分に認識できる距離
最短視認距離 (m) = ピクセルピッチ (mm) × 2.75/2
( 例:6mm× 2.75/2 = 8.25m)
しかし LED ディスプレイの性能向上にともない最近ではピクセルピッチ (mm)=最短視認距離 (m)が一般的になっています。
3. 周辺照度とディスプレイ面輝度
LED ディスプレイ面輝度の選択は、周辺照度や認識させる情報によりさまざまです。
晴天時には 10 万 lx(ルクス)以上となる屋外の水平面照度下では、ディスプレイ面輝度として 5000cd/ ㎡程度が一つの目安として業界内では浸透しています(屋内用では 1500 ~ 2000cd/ ㎡程度)。
しかし、この数値もあくまで目安に過ぎず、投影する映像信号の品質やディスプレイそのものの仕様によってはこの限りではありません。